Waseda Format Map

早稲田世界史
出題形式別の攻略マップ

早稲田の世界史は、学部によって出題形式がまったく違います。同じ知識量でも、形式への慣れがないまま本番に臨むと処理速度が落ちます。このページでは形式ごとの解き方と、練習できる単元ページを対応させました。学部別の詳細な傾向は各対策記事へリンクしています。

7学部形式の違いを一覧化
15形式解き方と練習場所
13の型誤答の作られ方
By Faculty

学部で、要求される力が変わる

併願する学部の形式差を把握しないまま同じ勉強を続けると、どこかで取りこぼします。まず自分の受験学部がどの型かを確認してください。

← 表は横にスクロールできます →

学部 形式の特徴 論述 詳しい対策
政治経済 史料問題・地図問題・現代史が毎年。空欄補充は記述式が多い 140〜160字が1問。年度により50字程度も 対策を見る
大問5題・60分。大問1〜4は記号選択(1題8〜9問)。頻出は東洋史、とくに中国史 250〜300字・語句指定。政治外交史が主題で近世以降が多い 対策を見る
大問4題・60分。大問1〜3はマーク、大問4は記述。経済史がほぼ毎年。西洋史とくにアメリカ史が多い 例年100字程度。19世紀以降 対策を見る
社会科学 大問4題。正誤問題が最多で私大最上位の難度。説明問題・年代整序も頻出 30字以内の短論述 対策を見る
教育 大問4題・小問50問。第1・2問が欧米史、第3・4問がアジア史。各大問の最後2〜3題が記述(計10題) 説明問題・短論述 対策を見る
文・文化構想 大問8〜9題と多く、大問ごとに分野が変わる。文化史が例年出題、文学部は美術作品の図版がほぼ毎年。正誤は複数選択や組み合わせ形式 なし(マークと記述のみ) 対策を見る
人間科学 社会史からの視点が問われる 対策を見る
Waseda vs MARCH

明治・青山学院とは、要求される力が違う

早稲田を受ける人の多くは明治・青山学院も併願します。ところが三校は形式が大きく異なり、同じ勉強をしていると必ずどこかで取りこぼします。何を鍛えるかを分けて考えてください。

← 表は横にスクロールできます →

大学 論述の字数 指定語句 問題数と時間 要求される力
早稲田 250〜300字(政経・法)
100字(商)
30字(社学)
あり 学部により異なる
おおむね60分
与えられた骨格に肉づけする
明治 政治経済 200〜240字
(近年240〜260字)
なし 60分・100点 枠組みを自分で作る
青山学院 全学部日程 —(全問マーク) 60分で45〜50問
大問3題
処理速度
WASEDA

骨格に肉づけする

指定語句が4つ与えられれば、それが答案の構成そのものです。時系列に並べ、各語句に70字前後を割り当てて書きます。語句にない出来事を補えるかが上位答案の条件になります。

単元07・10で練習

MEIJI

枠組みを自分で作る

指定語句がないため、何を書くかから決めます。設問文の語が構成を指定していると考えてください。「過程」なら①きっかけ②決定的な取り決め③結果、「変化」なら①変化前②きっかけ③変化後。書き出す前に3点をメモするのが鉄則です。

単元10・14で練習

AOYAMA

処理速度で決まる

1問あたり約1.2分。知識の量ではなく取り出す速さで差がつきます。文章は精読せず、設問を見てから必要な箇所だけ読む。まず空所を埋め、次に下線部設問へ。1分を超えたら次へ進む判断も技術です。

単元08・16で練習

学部差にも注意明治は学部の性格がそのまま出題に反映されます(政経・経営=政治外交史/法=政治史・経済史・現代社会/商=社会経済史/文=文化史)。青山学院は文学部史学科のみ90分で、大問4題のうち2題がマーク・1題が記述・最後に論述という別構成です。全学部日程とは対策が変わります。
青山学院は現代史が頻出・文化史は必出とされ、ヨコのつながりを問う近現代の国際関係史も出ます。同時代に各地域で何が起きていたかを横に並べる訓練が、そのまま得点になります。
By Format

形式別の解き方と、練習できる場所

各単元ページに、その形式のオリジナル例題(解説つき)を用意しています。

FORMAT 01地図参照+記述解き方:人名を知っていても位置が分からなければ答えられない。白地図に文明・都・事件を書き込む作業が直接効く。
出る学部:文化構想ほか。地図問題は全学部で毎年。
単元01で練習する
FORMAT 02正誤の組み合わせ(文化史)解き方:2文を独立に判定してから組み合わせる。確信のある文から処理すれば選択肢が半分に絞れる。作品は時代の帰属で狙われる。
出る学部:文・文化構想。
単元02で練習する
FORMAT 03誤りを二つ選べ解き方:一つ見つけて安心すると落とす。全選択肢を最後まで判定するのが鉄則で、時間配分の訓練にもなる。
出る学部:文化構想ほか。
単元03で練習する
FORMAT 04年代整序解き方:年号を覚えるのではなく「どの王朝・どの段階の出来事か」という属性で分類する。同一時代内で複数出たときだけ細部が要る。
出る学部:教育・社会科学。
単元04で練習する
FORMAT 05正しいものを二つ選べ解き方:誤りを探す形式と逆で、確信のある正解を積み上げる。誤りは都・地域・称号の入れ替えでほぼ尽きる。
出る学部:文化構想。
単元06で練習する
FORMAT 06指定語句論述 300字解き方:指定語句は出題者が指定した答案の骨格。時系列に並べればそのまま段落構成になる。各語句に70字前後を割り当ててから書く。
出る学部:政治経済・法。
単元07で練習する
FORMAT 07短論述 100字解き方:詰め込むのではなく削る。設問が二要素を求めるなら50字ずつ。結果はプラスとマイナスの両面を書く。具体例は1つに絞る。
出る学部:商・教育。
単元08で練習する
FORMAT 08空欄補充+下線部設問解き方:文章自体がヒントなので空欄を埋めてから下線部設問へ進む。地域や分野をまたぐ設問が仕込まれやすい。
出る学部:文・文化構想・商。
単元09で練習する
FORMAT 09語句指定論述 250字(法学部型)解き方:主題が「変遷」なら始点と終点の逆転を明示する。指定語句にない出来事を書けるかが答案の質を分ける。
出る学部:法。
単元10で練習する
FORMAT 10史料読解解き方:史料本文だけで切れる選択肢を先に処理し、残りを知識で詰める。独立宣言・人権宣言は一度通読しておく。
出る学部:政治経済・法。
単元11で練習する
FORMAT 11組み合わせ選択解き方:全部を思い出す必要はない。最も特徴的な記述から処理して1つ確定すれば選択肢が絞れる。
出る学部:各学部。
単元12で練習する
FORMAT 12長文正誤(社会科学部型)解き方:選択肢が長く、正しい記述の中に誤りが一箇所だけ埋まる。読点で区切って一節ずつ判定する。後半に仕掛けがある
出る学部:社会科学。
単元16で練習する
FORMAT 13短論述 3行(明治 商)解き方:因果を長く展開できない。「これは何か」を一文で定義し、「その結果どうなったか」を一〜二文で足す。固有名詞より構造を優先する。
出る大学:明治 商学部(大問Ⅴ)。
単元03・06・09で練習する
FORMAT 14記述2題連続(明治 法)解き方:150〜250字が2題。マーク2題を20分で終え、記述に35分残すのが目安。設問が要求を列挙していたら、その数がそのまま段落数。漢字で書けるかが最後の関門。
出る大学:明治 法学部(大問3・4)。
単元02・15で練習する
FORMAT 15速度型・全問マーク(青学)解き方:60分で45〜50問、1問約1.2分。文章は精読せず、設問を見てから必要な箇所だけ読む。まず空所、次に下線部。1分を超えたら次へ進む判断も技術。
出る大学:青山学院 全学部日程。
単元01・04・05・07・12・16で練習する
Catalogue

誤答は、13の型で作られている

全16単元の例題を作る過程で、誤り選択肢の作られ方を分類しました。型を知っていれば、知識が曖昧でも消去法の精度が上がります。

← 表は横にスクロールできます →

作られ方 見分けの目印
1. 例外を消す 正しい記述に「すべて」「かならず」「〜にかかわらず」を足す 全称の表現
2. 時期のずらし 後期の制度を「建国当初から」実施したことにする 「最初から」「当初より」
3. 主体のすり替え 諸侯に認められた権利を「個人」に置き換える 権利の主体
4. 人名のすり替え 特徴は正しく書き、発見者や提唱者だけ別人にする 固有名詞だけ検証
5. 地域のすり替え 文化や事件の特徴は正しく、地名だけ差し替える 固有名詞だけ検証
6. 国のすり替え 政策名と国を入れ替える(3C/3B など) 頭文字と国の対
7. 定義の入れ替え 対になる用語の中身を交換する(商業革命/価格革命) ペアで覚える
8. 動詞のすり替え 「発見した」を「解読した」に変える 設問文の動詞
9. 結末の貼り付け 象徴的な事件に「これで決着した」を足す 「解消」「終結」「実現」
10. 適用範囲の拡大 掲げられた理念が全域に適用されたことにする 「掲げられた」と「適用された」の区別
11. 勝敗の逆転 敗れた戦いを勝利にする(トラファルガー/アウステルリッツ) 海戦か陸戦か
12. 後半に仕込む 長い選択肢の前半は正しく、後半だけ誤らせる 読点で区切って判定
13. 断定の強調 「一貫して」「同時に」など断定を強める語を入れる 例外のない事象は稀
使い方過去問を解いたあと、誤答の選択肢がどの型で作られていたかを分類してください。社会科学部の対策として「正答だけでなく誤答の内容も必ず確認する」ことが推奨されるのは、この型が繰り返し使われるからです。型が集まるほど、消去法の精度が上がります。
Next Step

形式が分かったら、通史に戻る

形式への慣れは、土台となる知識があってはじめて効きます。全16単元で通史を一本に通してから、志望学部の形式で仕上げてください。

Trial Lesson

形式の差は、独学で埋めにくい

自分の答案がその学部の採点でどう見られるかは、自分では判断できません。
体験授業では、志望学部の形式に合わせて答案を診断します。

入塾を前提としたしつこい勧誘は一切行いません。