
学部で、要求される力が変わる
併願する学部の形式差を把握しないまま同じ勉強を続けると、どこかで取りこぼします。まず自分の受験学部がどの型かを確認してください。
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| 学部 | 形式の特徴 | 論述 | 詳しい対策 |
|---|---|---|---|
| 政治経済 | 現行一般選抜の独自試験は総合問題。世界史は共通テストの選択科目として利用可能 | 独自世界史の論述はない | 制度と学習方法を見る |
| 法 | 独自世界史を選択できる方式があります。出願予定の方式の最新要項と公開過去問で確認してください | 設問形式・字数は年度ごとの問題で確認 | 学習記事を見る |
| 商 | 独自世界史を選択できる方式があります。出願予定の方式の最新要項と公開過去問で確認してください | 設問形式・字数は年度ごとの問題で確認 | 学習記事を見る |
| 社会科学 | 2025年度から独自世界史は廃止。一般選抜は英語+総合問題または数学。世界史は共通テスト側で利用可能 | 独自世界史の短論述はない | 2027年度の科目案内を見る |
| 教育 | 独自世界史を選択できる方式があります。出願予定の方式の最新要項と公開過去問で確認してください | 設問形式・字数は年度ごとの問題で確認 | 学習記事を見る |
| 文・文化構想 | 独自世界史を選択できる方式があります。出願予定の方式の最新要項と公開過去問で確認してください | 設問形式・字数は年度ごとの問題で確認 | 学習記事を見る |
| 人間科学 | 国英型・数英型は共通テストの選択科目として世界史を利用可能。独自試験は英語と国語または数学 | 独自世界史の論述はない | 現行の科目案内を見る |
方式の根拠:早稲田大学2027年度一般選抜案内(2026年10月10日確認)。下の形式別教材は当塾の練習用です。各学部の固定の設問数・頻度を保証する表ではありません。
明治・青山学院とは、要求される力が違う
早稲田を受ける人の多くは明治・青山学院も併願します。ところが三校は形式が大きく異なり、同じ勉強をしていると必ずどこかで取りこぼします。何を鍛えるかを分けて考えてください。
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| 大学 | 論述の字数 | 指定語句 | 問題数と時間 | 要求される力 |
|---|---|---|---|---|
| 早稲田 | 法・商など、独自世界史を受ける学部の当該年度の公開問題で確認。政経・社学には現行の独自世界史はない | あり | 学部により異なる おおむね60分 |
与えられた骨格に肉づけする |
| 明治 政治経済 | 200〜240字 (近年240〜260字) |
なし | 60分・100点 | 枠組みを自分で作る |
| 青山学院 全学部日程 | —(全問マーク) | — | 60分で45〜50問 大問3題 |
処理速度 |
骨格に肉づけする
指定語句が4つ与えられれば、それが答案の構成そのものです。時系列に並べ、各語句に70字前後を割り当てて書きます。語句にない出来事を補えるかが上位答案の条件になります。
単元07・10で練習
枠組みを自分で作る
指定語句がないため、何を書くかから決めます。設問文の語が構成を指定していると考えてください。「過程」なら①きっかけ②決定的な取り決め③結果、「変化」なら①変化前②きっかけ③変化後。書き出す前に3点をメモするのが鉄則です。
単元10・14で練習
処理速度で決まる
1問あたり約1.2分。知識の量ではなく取り出す速さで差がつきます。文章は精読せず、設問を見てから必要な箇所だけ読む。まず空所を埋め、次に下線部設問へ。1分を超えたら次へ進む判断も技術です。
単元08・16で練習
青山学院は現代史が頻出・文化史は必出とされ、ヨコのつながりを問う近現代の国際関係史も出ます。同時代に各地域で何が起きていたかを横に並べる訓練が、そのまま得点になります。
形式別の解き方と、練習できる場所
各単元ページに、その形式のオリジナル例題(解説つき)を用意しています。
出る学部:文化構想ほか。地図問題は全学部で毎年。単元01で練習するFORMAT 02正誤の組み合わせ(文化史)解き方:2文を独立に判定してから組み合わせる。確信のある文から処理すれば選択肢が半分に絞れる。作品は時代の帰属で狙われる。
出る学部:文・文化構想。単元02で練習するFORMAT 03誤りを二つ選べ解き方:一つ見つけて安心すると落とす。全選択肢を最後まで判定するのが鉄則で、時間配分の訓練にもなる。
出る学部:文化構想ほか。単元03で練習するFORMAT 04年代整序解き方:年号を覚えるのではなく「どの王朝・どの段階の出来事か」という属性で分類する。同一時代内で複数出たときだけ細部が要る。
練習の目的:出来事の前後関係を説明する。社学の現行独自試験の形式を示すものではありません。単元04で練習するFORMAT 05正しいものを二つ選べ解き方:誤りを探す形式と逆で、確信のある正解を積み上げる。誤りは都・地域・称号の入れ替えでほぼ尽きる。
出る学部:文化構想。単元06で練習するFORMAT 06指定語句論述 300字解き方:指定語句は出題者が指定した答案の骨格。時系列に並べればそのまま段落構成になる。各語句に70字前後を割り当ててから書く。
出る学部:政治経済・法。単元07で練習するFORMAT 07短論述 100字解き方:詰め込むのではなく削る。設問が二要素を求めるなら50字ずつ。結果はプラスとマイナスの両面を書く。具体例は1つに絞る。
出る学部:商・教育。単元08で練習するFORMAT 08空欄補充+下線部設問解き方:文章自体がヒントなので空欄を埋めてから下線部設問へ進む。地域や分野をまたぐ設問が仕込まれやすい。
出る学部:文・文化構想・商。単元09で練習するFORMAT 09語句指定論述 250字(法学部型)解き方:主題が「変遷」なら始点と終点の逆転を明示する。指定語句にない出来事を書けるかが答案の質を分ける。
出る学部:法。単元10で練習するFORMAT 10史料読解解き方:史料本文だけで切れる選択肢を先に処理し、残りを知識で詰める。独立宣言・人権宣言は一度通読しておく。
出る学部:政治経済・法。単元11で練習するFORMAT 11組み合わせ選択解き方:全部を思い出す必要はない。最も特徴的な記述から処理して1つ確定すれば選択肢が絞れる。
出る学部:各学部。単元12で練習するFORMAT 12長文正誤(オリジナル演習)解き方:読点で区切り、各節の主語・年代・地域を確認する。誤りの位置や個数を決めつけず、文章全体を検証する。
位置づけ:世界史の正誤判断を練習する当塾作成問題。単元16で練習するFORMAT 13短論述 3行(明治 商)解き方:因果を長く展開できない。「これは何か」を一文で定義し、「その結果どうなったか」を一〜二文で足す。固有名詞より構造を優先する。
出る大学:明治 商学部(大問Ⅴ)。単元03・06・09で練習するFORMAT 14記述2題連続(明治 法)解き方:150〜250字が2題。マーク2題を20分で終え、記述に35分残すのが目安。設問が要求を列挙していたら、その数がそのまま段落数。漢字で書けるかが最後の関門。
出る大学:明治 法学部(大問3・4)。単元02・15で練習するFORMAT 15速度型・全問マーク(青学)解き方:60分で45〜50問、1問約1.2分。文章は精読せず、設問を見てから必要な箇所だけ読む。まず空所、次に下線部。1分を超えたら次へ進む判断も技術。
出る大学:青山学院 全学部日程。単元01・04・05・07・12・16で練習する
誤答は、13の型で作られている
全16単元の例題を作る過程で、誤り選択肢の作られ方を分類しました。型を知っていれば、知識が曖昧でも消去法の精度が上がります。
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| 型 | 作られ方 | 見分けの目印 |
|---|---|---|
| 1. 例外を消す | 正しい記述に「すべて」「かならず」「〜にかかわらず」を足す | 全称の表現 |
| 2. 時期のずらし | 後期の制度を「建国当初から」実施したことにする | 「最初から」「当初より」 |
| 3. 主体のすり替え | 諸侯に認められた権利を「個人」に置き換える | 権利の主体 |
| 4. 人名のすり替え | 特徴は正しく書き、発見者や提唱者だけ別人にする | 固有名詞だけ検証 |
| 5. 地域のすり替え | 文化や事件の特徴は正しく、地名だけ差し替える | 固有名詞だけ検証 |
| 6. 国のすり替え | 政策名と国を入れ替える(3C/3B など) | 頭文字と国の対 |
| 7. 定義の入れ替え | 対になる用語の中身を交換する(商業革命/価格革命) | ペアで覚える |
| 8. 動詞のすり替え | 「発見した」を「解読した」に変える | 設問文の動詞 |
| 9. 結末の貼り付け | 象徴的な事件に「これで決着した」を足す | 「解消」「終結」「実現」 |
| 10. 適用範囲の拡大 | 掲げられた理念が全域に適用されたことにする | 「掲げられた」と「適用された」の区別 |
| 11. 勝敗の逆転 | 敗れた戦いを勝利にする(トラファルガー/アウステルリッツ) | 海戦か陸戦か |
| 12. 後半に仕込む | 長い選択肢の前半は正しく、後半だけ誤らせる | 読点で区切って判定 |
| 13. 断定の強調 | 「一貫して」「同時に」など断定を強める語を入れる | 例外のない事象は稀 |
形式が分かったら、通史に戻る
形式への慣れは、土台となる知識があってはじめて効きます。全16単元で通史を一本に通してから、志望学部の形式で仕上げてください。
形式の差は、独学で埋めにくい。
自分の答案がその学部の採点でどう見られるかは、自分では判断できません。
体験授業では、志望学部の形式に合わせて答案を診断します。
入塾を前提としたしつこい勧誘は一切行いません。