新潟で世界史の塾を選ぶなら|冬と距離を前提に組む

新潟で世界史の塾を選ぶなら|冬と距離を前提に組む
日本世界史塾編集部世界史専門オンライン個別指導担任制マンツーマン/全国・海外対応

新潟は南北に長く、冬には移動の見通しが立たない日があります。ここで効くのは崩れない計画を作ることではありません。崩れることを先に織り込み、中断から戻る速さで設計することです。世界史は中断に強い作業と、中断で壊れる作業にきれいに割れます。割り方さえ決めれば、通塾できるかどうかは合否の理由から外れます。

崩れない計画より、戻れる計画 — 冬を前提にした設計の考え方

一言でいうと予定が崩れやすい地域で学習を支えるのは、崩れない計画ではなく中断した地点へ戻るまでの速さである。世界史では、止まっていた時間そのものより再開するときに前の内容を思い出し直す時間のほうが大きい。この再開の費用を下げることが、通塾できるかどうかより先に決まる条件になる。
  1. 新潟は南北に長く、同じ県内でも移動に相当の時間がかかる。冬になると、その見通しが日によって立たなくなる。
  2. 予定が飛んだとき、失われるのはその日の一、二時間だけだと考えられがちである。しかし実際に消えているのは別のものである。
  3. 本当に失われるのは、次に机へ戻ったとき「どこまで進めたか」「何の話だったか」を取り戻すための時間である。
  4. そして世界史は、この取り戻しの費用が高い側の科目にあたる。前後のつながりで意味が決まるため、途中で切れると直前の文脈ごと薄れる。
  5. 同じ一週間の空白でも、科目によって被害の大きさは違う。単語の反復が中心の作業なら空白は痛くないが、流れを追う作業は痛い
  6. つまり雪や交通の乱れが削っているのは学習時間ではなく連続性である。ここを取り違えると、対策の向きがずれる。
  7. したがって目標はひとつに定まる——三日空いても、五分で前の続きに戻れる形にしておく
  8. この形さえ作れば、予定が崩れること自体は損失にならない。崩れた回数ではなく、戻る速さを管理する
止まる前に一行だけ残す中断するときは、次に何をどこから始めるのかを一行だけ書き残してください。「税制が変わった理由の続きから」という程度の書き方で十分です。これがあるだけで再開の費用はほとんど消えます。区切りの悪いところで何も残さずに止めると、次に開いたとき同じ範囲を最初から読み直すことになります——崩れた日に本当に失われているのは、この読み直しの時間です。
「毎日必ずやる」という計画の弱点毎日やることを前提にした計画は、一度崩れると全体が崩れます。抜けた日を吸収する仕組みが計画の中にないからです。「週に何回」ではなく「この範囲をいつまでに」で管理し、曜日のほうを動かせるようにしてください。崩れる日がある前提で組んだ計画のほうが、結果として遠くまで進みます。

中断に強い作業と、中断で壊れる作業を見分ける

世界史の作業 中断したときの損失 置くべき日
通史を読み進める 大きい(流れが切れる) 動きの読める日にまとめる
用語を反復する 小さい(どこからでも戻れる) 空いた短い時間に差し込む
地図と年表で位置を確かめる 小さい 移動中や待ち時間に回す
論述の答案を書く 非常に大きい(書きかけは冷める) 始めた日のうちに書き切る
時間を測って通しで解く 大きい(測る意味が消える) 予定を動かせる日に固定する
答案を見てもらう往復 相手の予定に左右される 動きやすい季節に厚くする
  1. この表が示しているのは作業の中身ではなく置き場所の問題である。同じ作業でも、置く日を変えるだけで損失が変わる。
  2. 中断に強い作業は予定が壊れた日の受け皿になる。外に出られない日でも、用語と地図は止まらずに進む。
  3. 逆に書きかけの答案を放置するのが最も損が大きい。時間をおくと、自分が何を書こうとしていたのかが分からなくなる。
  4. 翌日に続きを書いても、前半と後半で論の向きがずれる。そしてこのずれは、書いた本人より読み手のほうによく見える。
  5. だから答案は字数を先に決め、その日のうちに最後まで書く。短い字数でよいので、必ず完結させる。
  6. 時間を測る演習も同じで、途中で止めた演習は演習として成立しない。配分を試すこと自体が目的だからである。
  7. 結論として、答案と通しの演習だけを動かせる日に固定し、残りは崩れてよい作業で埋める
  8. 配置が決まると、天候で予定が乱れても進度そのものは落ちない。動くのは順序だけになる。
崩れた日のための差し替え先を先に決める予定していた作業ができない日に、代わりに何をやるかをあらかじめ決めておいてください。たとえば「通史一区切りの予定が飛んだら、その範囲の地図の確認と用語の反復に差し替える」という形です。その場で考えると、たいてい何もしないまま一日が終わります。差し替え先が決まっていれば、崩れた日でも進度は止まりません。
「あとでまとめて取り返す」が効かない季節がある抜けた分を週末にまとめる計画は、次の週末も崩れうる場面で行き詰まります。冬は乱れが連続することがあるためです。抜けた分は取り返そうとせず、その週のうちに軽い形へ置き換えて消化してください。未消化の山を作らないことが、この季節を越える条件になります。
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通史を「因果ひとつ」で刻む — 途切れても壊れない読み方

  1. 通史の一区切りを、教科書の章や節ではなく「因果ひとつ」に取り直す。ここが出発点になる。
  2. 因果ひとつとは、何が変わり、その結果どうなったかを一本で言い切れる範囲のことである。ページ数では決まらない。
  3. この単位で読むと、一回あたりが十五分から三十分ほどに収まる。予定が崩れた日でも、どこかに入る長さになる。
  4. 読み終えたら教科書を閉じ、その因果を一文で口に出す。言えたらノートに一行だけ書いて、次へ進む。
  5. この一行がしおりの役割を果たす。次に開いたとき前の一行を読めば、直前の文脈がそのまま戻ってくる。
  6. 章単位で区切っているとこの復帰ができない。途中で止まった章は、次に開くとき最初から読み直すことになる
  7. 一周目はこの一行を全範囲ぶん作ることだけを目標にする。用語の完成度はここでは求めない。
  8. 二周目は、並んだ一行の列を上からたどりながら語と時期と地域を乗せていく。骨組みがあるぶん、入る場所が決まっていて定着が速い。
刻む単位 一回の長さの目安 残しておく記録
因果ひとつ 十五分〜三十分 一文の要約を一行
ひとつの地域のタテ 数日 王朝や政体の並びと交替の理由
同時代のヨコ 一〜二時間 同じ世紀の各地域を一枚に
論述一問 始めた日のうち 設問と、自分の答案の骨子
一行の列が、そのまま論述の材料になる因果ごとに残した一行は、集めると答案の部品になります。説明を求める設問の多くは「なぜ起きたか」「何が変わったか」を聞いており、これは残した一行の中身そのものだからです。日本世界史塾では、通史を読む段階からこの一行を書かせ、あとでそれを答案の形へ組み替えていきます——読む作業と書く作業を別々に立ち上げないためです。
一行が出来事の名前で終わっていないか残した一行が「〜が起きた」で終わっていると、しおりとしては働きません。名前だけでは、次に開いたときに文脈が戻らないからです。原因と結果をつなぐ言い方を必ず含めてください。この形に書き直せない箇所は、読んだつもりで理解が通っていない箇所だと考えて構いません。

地元の国公立を軸に置くなら、書く練習の開始を前へ動かす

  1. 新潟から受験する場合、地元の国公立が現実的な選択肢に入る。県内には新潟大学と新潟県立大学がある。
  2. 国公立を志望するなら、共通テストで安定して取れることが土台になる。ここが揺れると、個別試験の力を出す場面そのものが来ない。
  3. そのうえで個別試験では、知識を並べるだけでなく説明させる形の設問が出されることがある。ただし学部や方式によって世界史の扱いは異なるため、志望校の過去問で確かめてほしい。
  4. ここで多くの人が「書く練習は最後にまとめてやる」という判断をする。新潟では、この判断が特に重く効いてくる。
  5. 書く練習は書く→見てもらう→書き直すという往復で進む。往復には日数がかかり、しかも相手の都合が絡む。
  6. そして往復を重ねたい直前期は、ちょうど雪と本番が重なる時期である。最も動きにくい季節に、最も動かしにくい作業を残すことになる。
  7. だから順序を入れ替える——書く練習を早い時期から少量ずつ始め、冬には書き直しだけが残る状態にする
  8. 書く量そのものは志望に合わせて調整してよい。動かすのは開始の時期だけである。ここが、この地域の設計で最も効く一手になる。

塾を比べるとき、先に聞いておきたいこと

  • 答案を出してから返るまでの日数が決まっているか——冬は日程が読みにくくなる
  • 書き直した同じ設問も受け取ってもらえるか——往復にならないと答案は変わらない
  • 授業が天候で流れたときの振替の形が用意されているか
  • 担当が変わらず、前回どこで詰まったかが引き継がれるか
  • 通史を終える月を、志望と現在地から一緒に決めてくれるか
  • 共通テスト形式の演習に入る時期を、月まで示してくれるか
  • 授業時間の外に、質問を出せる窓口があるか
同じ一問を、選ぶ練習と書く練習に二度使う共通テスト形式の演習は、答え合わせで終わらせないでください。設問が扱っていた出来事について、原因と結果を一文で言い直す——これだけで同じ一問から二種類の練習が取れます。移動が制限されて教材を増やしにくい時期ほど、一つの教材を二度使う設計が効きます。新しい問題集を買い足すより、解いた問題の裏側を言葉にするほうが得点に近い作業です。
出題の形は、自分の目で確かめてから設計するこの記事では、特定の大学の設問構成や字数には触れていません。形式は学部や方式によって異なり、変更されることもあるためです。志望校の募集要項と過去問を、早い段階で一度は自分の手で開いてください。伝え聞いた形式のまま一年を走ると、気づいたときには組み直す時間が残っていません。

新潟から世界史で合格するための要点

  • 管理するのは崩れた回数ではなく、中断から戻るまでの速さである
  • 止まるときは、次にどこから始めるかを一行残す——再開の費用はこれでほぼ消える
  • 作業は中断への強さで仕分ける——用語と地図は、予定が崩れた日の受け皿になる
  • 論述の答案と、時間を測る通しの演習だけは動かせる日に固定する
  • 予定が飛んだ日の差し替え先を、あらかじめ決めておく——その場で考えると一日が消える
  • 通史は章ではなく因果ひとつで刻む——一回を十五分から三十分に収める
  • 因果ごとの一行を、しおりと論述の部品の両方に使う
  • 書く練習は早い時期から少量ずつ始め、冬には書き直しだけを残す
  • 国公立志望では共通テストの安定が土台——志望校の形式は募集要項と過去問で自分の目で確かめる
この地域の受験生に起きやすい三つの型①一日崩れたことをきっかけに、その週ごと止まってしまう。差し替え先を先に決めておけば防げます。②章の途中で止め、次に開くたび最初から読み直して、同じ範囲を何度も往復する。因果ひとつで刻み、一行を残してください。③書く練習を直前期に回し、往復が一回で終わる。力が動くのは二回目に書くときなので、開始の時期だけを前へ動かします。三つとも、原因は天候ではなく、崩れる前提が計画に入っていないことです。
この記事の一問一答(確認テスト)
Q1. 予定が崩れやすい地域で管理すべき指標を答えよ。
A. 崩れた回数ではなく、中断した地点へ戻るまでの速さ
Q2. 学習を中断するときに残しておくべきものは何か。
A. 次にどこから始めるかを示す一行
Q3. 中断による損失が最も大きい世界史の作業を二つ挙げよ。
A. 論述の答案作成と、時間を測って通しで解く演習
Q4. 通史を刻む単位として本文が勧めているものを答えよ。
A. 章や節ではなく、何が変わり何が起きたかを一本で言える「因果ひとつ」
Q5. 因果ごとに残す一行は、しおり以外に何へ使えるか。
A. 論述の答案を組み立てるときの部品
Q6. 書く練習の開始を前倒しすべき理由を答えよ。
A. 書いて見てもらい書き直す往復には日数がかかり、直前期は雪と本番が重なって動きにくいため

よくある質問

冬は塾へ通えない日があります。世界史では不利になりますか?
通えない日そのものは不利になりません。不利になるのは、通えなかった日をそのまま空白にしてしまう場合だけです。用語の反復や地図の確認は、外へ出られない日でも進みます。あらかじめ差し替え先を決めておけば、予定が崩れても進度は落ちません。
計画を立てても天候で崩れて、そのまま続かなくなります。
崩れない計画を作り直すのではなく、崩れたあとの戻り方を決めてください。止まるときに次の開始地点を一行残す、飛んだ日の代替作業を先に決めておく——この二つで再開の負担はほとんど消えます。管理する対象を、消化した日数から戻る速さに変えるということです。
新潟大学のような地元の国公立を目指す場合、何から始めればよいですか?
まず共通テストで崩れない状態を作ることが前提です。そのうえで、教科書に書かれた原因と結果を自分の言葉で説明する練習を、早い時期から少量ずつ始めてください。ただし学部や方式によって世界史の扱いは異なるため、募集要項と過去問で必ず確かめてください。
近くに世界史を見てくれる場所がありません。移動せずに仕上げられますか?
大部分は移動せずに進められます。通史を読む、用語を覚える、地図で位置を確かめるという作業は手元で完結するためです。移動の有無より効くのは、書いた答案を誰かに読ませる往復を年内にどれだけ重ねられるかで、そこだけは早い時期から回数を確保してください。
この記事について

世界史専門オンライン塾「日本世界史塾」の編集部が、入試での問われ方を基準に作成しています。当塾では次の講師が指導にあたっています。

藤原 進之介日本世界史塾 代表/株式会社数強塾 代表数強塾グループ創業者。東進最年少講師、代々木ゼミナールの日本初となる情報Ⅰ講師を務め、著書は9冊。累計2,500名以上の指導と、40名を超えるプロ講師体制を築いた。
伊藤 敏代々木ゼミナール世界史講師/数強塾グループの映像授業を担当筑波大学・同大学院修士課程修了。ダイヤモンド・オンラインで「カリスマ世界史講師が教える誰も知らない本当の世界史」を連載。「キャラクターがいて、ストーリーがある。それが歴史」を掲げ、通説を多様な視点から捉え直す授業を行う。

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