愛知で世界史の塾を選ぶなら|名大志望と私大併願の両立

愛知で世界史の塾を選ぶなら|名大志望と私大併願の両立
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愛知は、地元の国公立を本線に置きながら私大も受けるという組み方になりやすい地域です。ここで多くの人が「論述と選択式は別の勉強だ」と考えて二重に走り、どちらも仕上がりません。本質は逆で、幹は一本、枝を後から足す。国公立の論述を土台にして、私大の精度を接ぎ木する設計を示します。

二兎ではなく一本の幹 — 愛知の併願構造から逆算する

一言でいうと国公立を本線に私大を併願する受験では、世界史の学習を①因果で説明できる理解 ②選択肢を切れる精度 ③時間内に書き切る運用の三層に分け、①を全員共通の土台として②③をその上に積む。
  1. 地元の国公立を第一志望に据えるなら、共通テストと二次試験の両方を通る前提で一年を組むことになる。
  2. 国公立は共通テストの得点と二次試験の得点を合算する方式が基本のため、世界史をどちらで使うかによって仕上げ方が変わる。
  3. 二次試験で論述を課す大学を志望するなら、書く練習の時間を年間計画の中に先に確保しておく必要がある。
  4. 一方で国公立は受験できる機会が限られるため、私大の併願を組むのが一般的な選択になる。
  5. ここで「論述の勉強」と「私大の勉強」を別々の科目のように立てると、限られた時間が二分され、どちらも中途半端に終わる
  6. しかし両者が最終的に要求するものは同じである——出来事どうしのつながりを自分の言葉で説明できる状態だ。
  7. したがって幹を論述で作り、私大用の細かさは枝として後から足す。併願を前提とする地域では、この順序が最も無駄が少ない。
受験の層 そこで問われるもの 仕上げの時期
共通テスト 資料の読み取りと基本事項の確実さ 秋から冬の演習で仕上げる
国公立の二次 因果を文章で説明する 夏以降に答案練習を継続
私大の併願 選択肢を切る知識の精度 冬に集中して足す
三層に共通する土台 通史を因果でつないだ理解 高3の夏までに一周する
募集要項で先に確定させること愛知の国公立には名古屋大学・愛知教育大学・名古屋市立大学などがありますが、世界史をどの試験で使うか、配点がいくつかは、学部や日程によって異なります。二次でも使うのか、共通テストだけなのか——ここが決まらないと計画は立ちません。まず募集要項と過去問で、自分が世界史を「どこで何点分」使うのかを確定させてください。
地域の事情より、志望校の形式が先「愛知だからこう勉強する」という話ではありません。勉強の中身を決めるのは住んでいる場所ではなく、志望校が世界史をどの形式で課すかです。地域の傾向が効いてくるのは併願の組み方までで、そこから先は志望校の出題形式が全てを決めます。

幹を作る — 論述に耐える通史の進め方

  1. 論述で問われるのは用語そのものではなく、「なぜそうなったのか」「その結果どうなったのか」である。
  2. だから通史の一周目から、出来事を単体で覚えず、必ず前後とつないで覚える
  3. 具体的な手順として、教科書の一節を読み終えるたびに「この節の主役は誰で、何が変わったのか」を声に出して一文で言う
  4. 言えなければ理解できていない。そこで用語を覚え直すのではなく、もう一度同じ節を読む
  5. 言えたら次に、その変化の原因を一つ、結果を一つ付け加える。この三点セットが論述の最小単位になる。
  6. 一つの地域のタテの流れが通ったら、同じ時期に別の地域で何が起きていたかを確認して横に並べる。
  7. この積み重ねがあると、答案は原因→過程→結果の順に自然に並ぶようになる。
  8. つまり論述対策は答案練習から始まるのではなく、通史の読み方の段階ですでに始まっている
設問の問われ方 答案の骨組み 通史の段階で準備すること
なぜ起きたか 前提→引き金→結果 各事件の直前の状況を言えるようにする
どう変わったか 前の状態→変化→後の状態 制度は変更前と変更後を対で覚える
どんな影響を与えたか 出来事→波及先→その後 影響を受けた側の地域を押さえる
比較して述べよ 共通点→相違点→理由 似た事例を並べて見る癖をつける
長文からではなく一文から始める論述の答案は、短い文をいくつもつないで組み上げるものです。だから練習を長い字数から始める必要はありません。「〜であったため、〜が起きた」という一文を、通史を進めながら毎回書く——ここから始める方が、結果的に早く書けるようになります。
「因果で覚える」は「用語を覚えない」ではない因果を重視すると聞いて、用語は覚えなくてよいと受け取る人がいますが、逆です。用語は因果を書くための部品であり、部品がなければ文になりません。正しくは「用語を単体で覚えない」という意味です。部品は必ず、それが働いた文脈ごと覚えてください。
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枝を足す — 私大の選択式で落とさない精度の作り方

  1. 私大の入試では選択式や正誤の判定が中心になる傾向があり、そこで求められるのは書く力より切る力である。
  2. 選択肢を切るには、年代の前後関係人名・地名・制度名の対応という二種類の精度が要る。
  3. これが論述で作った幹に足すにあたる。幹さえあれば、枝は短い期間でも伸びる。
  4. 作業としては、通史で作った因果の骨に「誰が」「どこで」「いつ」を貼り付けていくことになる。
  5. 一問一答を使うのはこの段階である。通史の前に使うと、つながりを持たない語だけが増える。
  6. 正誤問題は「どこが誤りか」を指摘できて初めて解けたと数える。正しい選択肢を当てただけでは訓練にならない。
  7. 誤りの型は限られている——人物の入れ替え・時代の前後・地域の取り違え・因果の逆転。この四つでほとんどが説明できる。
誤りの型 見つけるときの着眼点
人物の入れ替え 同じ王朝・同じ時代の別人が入っていないか
時代の前後 その制度はその時点ですでに存在したか
地域の取り違え 名前の似た地域や王朝と混ざっていないか
因果の逆転 原因と結果が入れ替えられていないか
併願する私大は秋のうちに一年分南山大学など、併願を考えている私大があるなら、秋のうちに一年分だけ解いてみてください。そこで測るのは点数ではなく、必要な知識の細かさと、本線の勉強からの距離です。距離が近ければ枝を足すだけで済み、遠ければ冬に別枠の時間が要ります。細かさは学部や方式によって差があるため、必ず自分が受ける方式の過去問で確認してください。
私大対策から先に始めない細かい知識から入ると、論述の幹が育たないまま冬を迎えます。幹のない状態で枝だけを増やしても、二次試験では文章になりません。逆に幹があれば、枝は数週間で足せます。順序は「論述の土台 → 私大の精度」であり、その逆は費用対効果が悪い——併願する人ほど、ここを守ってください。

一年をどう配分し、どこを外部に頼るか

時期 幹(論述)でやること 枝(私大)と共通テスト
高2〜高3の春 通史を因果でつなぎながら一周 まだ手を広げない
高3の夏 一周を終え、一文の答案練習に入る 共通テストを一年分試す
高3の秋 テーマ別にまとまった答案を書く 併願私大を一年分解く
高3の冬前半 答案は量を減らしても継続する 共通テストの演習を最優先
共通テスト後 二次の過去問を年度単位で解く 私大の精度を集中して足す
  1. 通史が予定より遅れているなら、進度の管理を外に置く。遅れを自力で取り戻せる人は多くない。
  2. 論述を書いてはいるが伸びないなら、原因は自分の答案を見ても分からない。第三者の添削が要る。
  3. 共通テストの点が安定しないなら、まず抜けている範囲の特定が先で、演習量を増やすのは後である。
  4. 併願の組み方が決まらないなら、志望校ごとの形式差を整理してくれる相手が要る。
  5. 逆に自分で進められていて添削だけが欲しいなら、必要なのはその一点だけで、全部を任せる必要はない。
  6. つまり足りないものを一つ名指ししてから、頼る先を選ぶ。順序を逆にすると費用ばかり増える。
  • 世界史の論述を毎回添削してくれるか、返却までどれくらいかかるか
  • 国公立の二次と私大の併願を、同じ担当がまとめて設計してくれるか
  • 通史をいつまでに終えるかの計画を作り、進度を確認してくれるか
  • 共通テストの演習期にも、記述の練習を細く続けさせてくれるか
  • 授業以外の時間に何をやるか、具体的な指示があるか
  • 月額は授業料以外を含めて総額でいくらか
移動時間も配分の一部として計算する通える範囲に選択肢が限られると、塾への往復に相当の時間を使うことになります。移動している間は答案を書けない以上、その時間も配分の前提に入れてください。週に何時間を移動に使うのかを一度計算すると、判断が変わることがあります。日本世界史塾はオンラインで全国から受講でき、移動時間をそのまま学習に振り替えられます。体験授業は3,300円(税込)です。
共通テスト後の期間を見込みすぎない共通テストが終わってから二次と私大をまとめて仕上げるという計画は危ういです。その期間は思うほど長くなく、出願の手続きや移動、私大の受験日程そのものにも削られますその時期にできるのは「足すこと」だけだと考え、幹は年内に作り終えてください。

愛知から世界史で合格するための要点

  • 国公立を本線に私大を併願するなら、勉強を二分せず幹(論述)と枝(精度)に分けて順序をつける
  • 志望校が世界史をどの試験で何点分使うかを、募集要項と過去問で先に確定させる
  • 通史は一周目から因果でつなぐ。用語を単体で覚えない
  • 論述の練習は「〜であったため、〜が起きた」の一文から始める
  • 答案の骨組みは原因→過程→結果、比較を問われたら共通点→相違点→理由
  • 私大の選択式で必要なのは切る力。誤りの型は人物・時代・地域・因果の逆転の四つ
  • 一問一答は通史の後に使う。幹があれば枝は短期間で伸びる
  • 共通テスト後の期間を計算に入れすぎない。幹は年内に作り終える
  • 外部に頼るときは足りないものを一つ名指ししてから選ぶ
併願する人がつまずく三つの型①私大の細かい知識から入ってしまい、論述の幹が育たない ②論述ばかり見て共通テストの基本事項を落とす ③共通テスト後にまとめてやろうとして時間が足りなくなる——つまずき方はこの三つにほぼ集約されます。順序を「幹→枝」に固定し、共通テストの演習期にも記述を細く続ける。この二つを守るだけで、三つとも避けられます。
この記事の一問一答(確認テスト)
Q1. 国公立を本線に私大を併願する場合、世界史の学習をどう分けるか。
A. 論述で作る幹と、私大の知識の精度という枝に分け、幹を先に作る
Q2. 論述の答案の基本の骨組みを答えよ。
A. 原因→過程→結果
Q3. 比較を問われたときの答案の骨組みを答えよ。
A. 共通点→相違点→理由
Q4. 一問一答を使い始めるべき時期はいつか。
A. 通史を一周したあと
Q5. 私大の正誤問題に見られる誤りの型を四つ答えよ。
A. 人物の入れ替え、時代の前後、地域の取り違え、因果の逆転
Q6. 志望校について最初に確認すべきことは何か。
A. 世界史をどの試験で、何点分の配点で使うのか

よくある質問

名古屋大学を目指しながら私大も受けるのは無理がありますか?
順序を守れば両立できます。二次の論述で必要な「因果を説明できる状態」は、私大の選択式でも土台になります。幹を論述で作り、私大に必要な細かさを冬に足す——この順序なら、時間を二分せずに済みます。
論述の練習はいつから始めればよいですか?
通史の一周と同時に、一文の形で始めてください。まとまった字数を書くのは夏以降で構いませんが、「〜であったため、〜が起きた」という一文は通史の段階から書けます。ここを飛ばすと、秋に長い答案が書けません。
私大の細かい知識はどこまで詰めればよいですか?
受ける方式の過去問を一年分解いて、必要な細かさを自分で測ってから決めてください。学部や方式によって求められる精度には差があります。測る前に詰め始めると、必要のない範囲に時間を使うことになります。
愛知に住んでいると世界史の指導は受けにくいですか?
受け方の形式によります。世界史、とくに論述を継続して添削できる体制は地域によって差がありますが、答案は画像で送れるため対面である必要がありません。通学圏が広く移動に時間がかかるなら、その時間を学習に回せる分だけ有利になります。
この記事について

世界史専門オンライン塾「日本世界史塾」の編集部が、入試での問われ方を基準に作成しています。当塾では次の講師が指導にあたっています。

藤原 進之介日本世界史塾 代表/株式会社数強塾 代表数強塾グループ創業者。東進最年少講師、代々木ゼミナールの日本初となる情報Ⅰ講師を務め、著書は9冊。累計2,500名以上の指導と、40名を超えるプロ講師体制を築いた。
伊藤 敏代々木ゼミナール世界史講師/数強塾グループの映像授業を担当筑波大学・同大学院修士課程修了。ダイヤモンド・オンラインで「カリスマ世界史講師が教える誰も知らない本当の世界史」を連載。「キャラクターがいて、ストーリーがある。それが歴史」を掲げ、通説を多様な視点から捉え直す授業を行う。

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